ちゃこぺん。綴る

都内の大学生が、気ままに日々を綴る。

銀色 暗号の素晴らしさを語る。

ここ1~2年前からひそかにKinkiKidsにハマっております。

 

ハマっている…と端的にいっても、ファンクラブに入ったわけでも、Kinkiの出た番組を全て鑑賞しているわけでもないのですが・・・今回綴っていきたいのは『KinkiKidsが届ける音楽について』です。

 

特に彼らが作詞作曲をした音楽が心をつかんで離れないので、ここでその胸の内を発散したいと思います。

 

彼らが作詞作曲を手掛けた音楽はいくつかあるのですが、それらの中から私が特に好きな楽曲3つを厳選し、曲の世界に浸っていこうと思います。今回は銀色 暗号について語ります。時間があれば、残りの2曲も書きますね♪

 

 

銀色 暗号

「Kinkiが作詞作曲した曲で、銀色 暗号と愛のかたまりどちらが好きか?」問題はよく話題になる定番中の定番話だと思いますが、正直私は選べません(選べないんかい)

なんせふたつとも名曲すぎる。妥協して選べるまでもない曲です。(ちなみにKinki様の影響で個人的好きな季節ランキング第一位は冬になりました)

ここで綴るのは、銀色 暗号。Kinkiの曲って本当に艶やかなんですよね。銀色 暗号はその先頭を走る楽曲と言っても過言ではないほど、哀愁が半端ないです。これは、剛くんが綴るしっとりした濡れるような女心とそれを乗せる光一くんの手掛ける楽曲、そしてあの二人の切なさ漂う生っぽい歌声がすべてマッチしたからこそ成せる雰囲気なのだと思っています。決して下品ではない、上品な艶やかさと色気がKinkiの二人(が奏でる楽曲)からひしひしと伝わってくる・・・(そういう女性になりたい)

 

切なさの極みのイントロ

まず、イントロ。もうココで物語のスタートがとても切ないものだと感じさせます。

高まって高まって・・・そしてリズムが刻み始めたタイミングでのこれ!!

テン⤵テンっ⤴ テテンっ⤴ テレレンっ⤴、テンっ⤴、テンっ⤵

テレレン⤴ テンっ⤴テンっ⤴ テン、テン、テンっテテンっ⤴ (伝われ)

私はもう完全に入りでやられました、入りで()

そしてその直後の剛くんの歌声の艶やかさといったらもう!なんなんだこれは!完全に芸術作品の何物でもない。艶!水!透明!以上!!って感じです(意味)

 

この歌、銀色暗号という名だけあって歌詞が難解でなかなかはっきりとしたものが見えないんですよね・・・でも感情移入してしまう。詩の表現がなんと美しいことか。もうほんとこの歌の前でひれ伏すレベル。

 

この曲ほんとワンフレーズずつ見ていったらきりがないので、ここでは飛ばし飛ばし行きますが、ほんとにフルで聞いてほしい😭(唐突)

 

切なさと溢れる思いのコラボ

そしてサビ!!もーーーーう。ほんとに極まってる。

鮮やかな夜が こぼしている銀色 暗号

この詩で銀色 暗号=雪?と連想されるのですが、この曲の題名にもあるように『銀色 暗号』ってこの二つの言葉に余白(?)があるんですよね…この余白、あえて入れたんだよね?!と思っているので、この余白に何の意味があるのか、今でもよく考えてしまいます。(個人的には、銀色暗号と1単語に解釈してしまうのではなくて、銀色と暗号にそれぞれ別々の意味を持たせたかったのかなあとか想像しています)

 

交差点ホール 幾千もの傷がDanceする

今この時愛へ恋焦がす

はい!そしてサビのラスト!この歌詞がまたいい・・・。

人=傷と表現しているのかと思いますが、この歌詞はほんとに秀逸ですね。

私はこの表現にしっくりきました。都会の交差点なんかを歩いていると、行きかう人々がみなそれぞれの悩みや不安、傷を抱えていて、それでも必死に一日一日生きていていこうと歩みを進めている(=Dance)んだなぁ…と個人的に考えることもあったので、そのような風景を詩にしたのかなと。それにしても美しい表現😭

引き込まれるラスト

 

そして、私がこの曲の中で一番の見せ場だと思っているのが、ラストの部分。

 

誰も知れない 愛は永久に響く

 

堕ちて 堕ちてく… あなたのすべてに…

愛へと昇る…

愛へと成る…

ここ!ここ!ここやばいの!!

二人の歌声に感情が道連れになって堕とされる。浮遊感というかなんというか・・・一気にセンチメンタルな気分に持っていかれます。

 

言葉選びの奥深さ

 

ひとつずつ見ていきたいのですが、まずは『誰も知れない』『愛は永久に響く』という部分。

私はこの『知れない』という表現、こんな言葉なかなか日常では使わないので最初は違和感がありました。私的には『知れない』という表現は、単に『知ることが出来ない』とは少し意味合いが違うような気がします。

『知れない』という言葉は、『知れる』という動詞の未然形(”ない”がついた形)の形。意味合いを確認してみると、

知れるとは・・・自然に、または容易にわかる。広く人が知っている。

Google検索トップより)

 ということなので、これに”ない”をつけて考えると、『容易にはわからない、多くの人は知っていない』といった意味になりますね。私も最初は『知れない=知ることが出来ない』と思って聞いていましたが、今一度意味を考えてみると、『知ることができない』という意味より少しニュアンスが違うし、より深いものが見いだせた気がします。

誰も知れない

=『誰一人として容易にわからない、多くの人は知らないこと』

 そして!!この後続く『愛は永久に響く』という歌詞!これはまた深い・・・

個人的には『とわ』という部分をなぜ『永久』という文字を当てはめたのかなと少し考えました。『永遠』こっちでもよくね?ってかどちらかというと「永遠の愛」とかで使われるこっちの文字の方がオーソドックスでは・・・!?と(笑)

ここでも意味を調べていきます!

永久とは・・・ 形のある物質的なものがそれが存在する限りずっと続くこと。人工的、あるいは自然に作られたものが、作られた時点から未来へずっと続くこと。

永遠とは・・・形のない観念的な事柄が続いていくこと。

https://chigai.site/150/

 大きくいってしまえば、形あるものに対して使う場合は『永久』、形のないものに対しては『永遠』を使う傾向にあるようです。また、どちらかというと『永遠』の方が時間を超越したような感じ、『永久』の方があくまで時間軸に沿たものであるように思うという見解を仰る方もいるよう(『語感トレーニング――日本語のセンスをみがく55題』 より)。個人的な印象としては、『永遠』という表現よりも『永久』の方がリアリティがあって力強い感じがします。

剛くんがどんな思いでこの言葉を選んだのかはわからないけど、私はこの歌詞から、「愛は決して目に見えないし物理的なものではないけれど、まるでそこに存在するかのように感じられるほど強い愛であり、私たちが存在する今この時に奇跡のように生まれたこの愛は、ずっとずっと存在し、この世界に響かせ続ける」という強い印象を受けました。

 

感情を支配されるラスト

 はい!来ました!ラスト!

ここはもうとにかく聞いていただきたいのですが、本当に感情を持っていかれます。

完全にこちらまで感情の渦に堕とされて戻ってこられなくなるし、回復までに時間がかかります。この心をつかむ歌声、リズム、音は本当にやばい。

こんなんコンサートで聞いたら絶対号泣。いや、号泣を通り越して立ちすくんでしまう。時間が止まってしまう絶対。

堕ちていくのよ!→なにに?→あなたのすべてにだよっっ!!!!!

これほんと生半可な気持ちの恋じゃないからね。あ、Kinkiの歌って全体的に本気なんですよね。悪く言えば重いと言われる分類なのかもしれないけど、本当に本気の恋を歌うので、私はこのKinkiの趣向がすごく好きです。生ぬるい恋じゃなくて全身全霊をかける恋(愛)は本当に美しいです。そしてこの銀色暗号のラストは、艶やかさ、切なさ、哀愁、上品さ、美しさ、の全てがみんな存在しているんです。だから心を奪われるのかも。

 (ラストはもう感情任せに綴ってる←おい)

 

あとあと、『おちる』を『落ちる』じゃなくて『堕ちる』にしているところがまたいいんです!!(中二病感)

落ちるじゃあまりにもチープすぎるでしょ!?!剛殿()はよくわかっていらっしゃる!もうほんと音楽の才能がすごい!!(誰)あなたのすべてに『堕ちる』んですよ・・・安易には抜け出せないくらい。もしかしたら一生抜け出せないかも。でもそうであっても幸せだと言わんばかりの歌いっぷりです・・・ほんとに感無量。

 

【結果】銀色 暗号はKinkiを象徴する曲

改めて詳しく書いてみたんですが、やっぱり素敵ですね。私はこのKinkiのお二人が作る重たいめ切な艶やか恋愛ソング()が大好きです!!重たい詩、ばんざーいヾ(*´∀`*)ノ(怖)

 

冬に聞くのはやはり定番ですが、冬以外でも、夜中一人で聞いてみたりすると切なさの極みに入り込めて私は好きです(笑)

いつか生の歌声で名曲たちを聴いてみたいなあ。